きもの
お手入れ処
箪笥にしまい込んだままで、ほとんど着ていない衣類のことを
「 箪笥の肥やし 」といい無駄なもの、不要なものという意味合いで使われることがあります。 しかし、そもそも言葉の本来の意味は違うようです。 昔は、嫁いだ先で肩身の狭い思いをしないようにと、 無理をしてでも箪笥いっぱいの着物を入れて持たせた時代の〝親心〟 「娘が一生困らないように」 「辛いときは、箪笥の着物を出して初心を忘れずに頑張りなさい」 「生活が苦しいときは着物を売ってしのぎなさい」 「箪笥に詰まった着物は、娘の幸せを育てるために親が持たせた肥やしです」 という意味だそうです。 しかし、時代は変わり、思いばかりがとり残されてしまったのでしょうか。 値打ちもわからない、ましてや好みの物ではない着物だと、それらを着たい気持ちはもとより 引出しを開けることすら嫌になっている方が多いのかもしれません。 では逆に箪笥の中身が自分に似合う好きな着物、思い出のある着物で一杯になったらどうでしょう? とても幸せなことだと思いませんか? せっかくならそんな喜びや希望の着物を人生の肥やしとしたいものです。 今あるものは整理して、これからの方はしっかり相談をして、 必要なものを十分なだけ揃え、愛情の持てる中身にしましょう。 お手持ちの着物や帯の整理、リメイク、コーディネートのご相談、なんなりとお申し付けください。 や和らぎ たかす 蓮井祥子
当店ではお家の箪笥にある着物など供養として、お焚き上げを随時受け付けております。 |
○ 眠っていたきものが生まれ変わります
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○ 寸法のはなし
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○ お手入れのはなし
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○ 美しいきもの姿をつくるために
たかすの提案 ー 大切にしたいもの ー |
○ 子どものきもの |