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| 桜を待つ身
2011 / 03 / 29 今年は思いのほか、冷たい春です。 杜ではようやくベニバスモモが咲きました。 先日、東京で和菓子スタジオ「へちま」と主宰されている和菓子研究家金塚晴子さんから、 クロワッサン プレミアムという雑誌の5月号(2011年3/19発行)の、桜のお菓子の特集記事で 取材を受けたというお知らせを頂きました。 美味しそうな薄墨桜色の葛のお菓子とともに、小さくお着物姿のお写真も載っています(117ページ)。 これは2010年4月に東京で開催した、銀座展の折にお求め頂いた着物と帯。 とてもよくお似合いで、先生の作るお菓子のように、親しみのわく、和やかなお人柄の滲むお着物姿です。 インタビュー記事には、 「桜の形をとった上生菓子などは、桜が咲く前、開花を待ちわびながら食べたいなぁと思います。」 反対に、満開の頃は、桜の形をしていない、けれども桜を素材にしたり、匂わすようなものを、とありました。 これは着物でも同じ、先取りの感覚ですね。 花咲かば告げよと言ひし山守の来る音すなり馬に鞍おけ 源頼政 桜の開花を待ちわびながら、意匠を楽しむ心は平和そのもの。無常という世の中にも、 その気持ちをいつまでも持ち続けていきたいものです。 今日のさちこさんは、結城の筋ものに桜の帯を。 |
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| 結城紬白黒万筋 袷 塩瀬帯 夜桜にかがり火 二部式のつけ帯 |
帯揚げ ちりめんピンク 帯〆 白よごしゆるぎ |
| ギャラリーen 「設楽享良 作陶展」にて | |
| おまけ 『袖丈のはなし』 さちこさんの身長は、159cmですが、普段の着物は、1尺2寸という袖丈で仕立てています。 この丈は、現在主流の概念からすると少し短めです。そもそも先代の女将の着物の袖丈が 全て1尺2寸だったそうです。 1尺2寸の方が普段は邪魔にならないので具合が良い、とさちこさん。 一方、よそゆきの紬と柔らかものは、まず、 1尺3寸に仕立てているそうです。 洗張を度々していくと、袖丈も短くし、袖丸みが大きくなります。 昔は今よりも若い人の袖丈が長く、お嫁にいったり年をとると、だんだん短くなりましたが、 現代では、大体1尺3寸に仕立てる事が多いようです。ただし、目安であって決まりでは ないので、柔らかものやフォーマル、または身長が160cm以上ある方は、1尺4寸~に 仕立てると優雅で綺麗です。 でも、着物によって袖丈がばらばらだと、合わせる上着や長襦袢に困るので、統一するか、 カジュアルとフォーマル等と2種類に分けると良いですね。 |
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