きもの
お手入れ処
箪笥の中を開けましょう。 |
”何年も箪笥を開けたことがない”とおっしゃる方は、この機会にぜひ、
箪笥の引き出しを開けてみてください。 絹の優しい光沢、手仕事の刺繍、箪笥の中の一枚一枚の着物が、 その時々のシーンを蘇らせてくれます。 おじいちゃん、おばあちゃん、父、母の思い出。幼い子供の頃、嫁ぐ日のこと、子供達の七五三。 写真よりも鮮明に思い浮かぶのは、着物がその場面にあったから。 |
洗張りをしましょう。 | |
着たことのない、しつけのかかった着物でも、
箪笥の中に入れておいただけでシミが 出てくることがあります。 特に胴裏のシミやカビは、表の生地に 影響してくることがあります。 小さなシミも、見つけたらすぐにお手入れに 出しましょう。 シミの強い着物や、胴裏が黄色く変色したものも、 洗張り、仕立て直しすることで活き返ります。 絹は生きているのです。 |