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店主の
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おおみたから



古事記では、人民と書いて「おおみたから(大御宝)」と読ませています。
高貴な身分の人々ではなく、多くは百姓であった民衆を指して宝であると書いている事に衝撃を受けました。
因みに「くれはとり」と読んで「呉服」と書きます。私共の仕事の源流も古事記の中にあります。有り難いことです。

話を元に戻すと、今、日本人の一人一人を「おおみたから」と考える政治家がいるかと心配になります。
西洋は階級によって厳然と分け隔てられていた社会ですが、日本では役割分担で事が進みます。
心の中心に和を置いて、それに向けて暮らして来た歴史があります。
「和」が歪んで理解されると単なる仲良しクラブになりますが、
日本人は異なりを認めた上でそれぞれが社会で担う役割の為にお互いを切磋琢磨し続ける民でした。
しかし現代ではその考え方が忘れ去られ、みんなと一緒が安心だからと自立する事を諦めている人が多いと思われます。
自立していない社会は独裁に向かいます。
私達は日ごろ、もっと素直に自分の意見を口に出してもいいのではないでしょうか。
自立とは年齢で迎えるものではなく、思いを言葉にして伝えられる人を指して「あの人は自立した人だ」と言えるのだと思います。

今年は未年。己の意見を持ち、行動する人が輝く年かと思います。
私どもはおおみたからであると自覚して楽しく愉快に歩むときです。そこに希望が生まれます。

店主 拝

古事記は色々な示唆に富んでいます。ぜひ手に取ってみてください。日本が観えてきます。




 vol.64 (2014年3月発行)より
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