店主の
ひとりごと
日と月 | ![]() |
明るいという字は日と月でできています。 このことは、太陽と月が昼と夜を分かち合って地球を見守ることで、明るく過ごせている のだという理を表わしているように思えます。 いにしえより、着物の柄にものこの日月を象った紋様がありました。 人々は、日と月の持つ力、そしてそのバランスに強い愛着と同時に畏れも懐いていたの ではないでしょうか。世界の国旗を見ても、太陽と月を使ったものがひじょうに多いことに 気がつきます。世界中の人が同じように感じているのかもしれません。 これから世界を一つにしていこうとすれば、まず必要となるのはお互いを認め合う広い 心です。西洋も東洋も、実は同じ洋の上にいるのです。長い歴史を経て独自の文化を 生み出してきましたが、その根源はすべてひとつの星の上におこったことなのです。 そのことは現象やできごとが見られることでも分かります。 次世代に何を残すかと同時に、自分の人生を含めた今の世の中を明るく照らす ために自分は何ができるか、何をすべきなのかを再考してみることが求められているの かもしれません。 |
|
vol.4 (2000年3月発行)より | |
←back・next→ |