店主の
ひとりごと
誰かが応援してくれている | |
今年戴いた年賀状の中での言葉です。 京都で西陣の帯を独自の図案で制作している方です。 最近、大病を患いながらも仕事をしています。 よく仕事場にお伺いしては楽しく時間を過ごさせて頂いておりました。 『今』の帯を創りたいと。その方の独特でとても斬新な図案に目を奪われるようで…。 いつも元気な方だった故、最初に病気の話を聞いた時はビックリしましたが、今年の 年賀の言葉に私の方が元気を戴きました。 現代ほど、目に見える物だけを讃え、判断する時代は、時として短絡的になり、 悲しくもあります。目に見えない感受性なるものにもう一度目を向けて生きると 色々なものが見えるのでは?と教えてくれるようなお言葉です。 人は皆、豊かに楽しく生きてゆきたいと思っています。 物の向こうにある夢や希望までが見えなくなりつつある今こそ、いつもどこかで 応援してくれる人達に想いをはせると、心が熱くなりますね。 立春大吉万倍日 |
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vol.44 (2010年3月発行)より |
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