店主の
ひとりごと
コロナと私 | |
令和2年に発生した新型コロナウィルス感染症は全世界に広がり、 現代に於いてのペストの様に地球を覆っています。 考えてみれば百年前には検査やワクチンなどの医学的な進歩はなく、現代人がいかに恵まれているか気づかされます。 しかし世の中に利己主義、貪欲さなどが蔓延り、調和が壊されつつあります。 自国第一主義が広がるとブロック経済が発生し、また戦争に還る危険も孕んでいます。 「自分自身ができる限り高貴な生活を送りながら世界を救う」 ジャック・アタリ の言葉に心救われ、希望を観ます。 自己は他己の中に存在するとの思想こそが利他主義に通じます。 自分の姿は相手の言動に見てとれ、他者への慈悲、次世代の為に各々が行動する事こそが求められています。 「変容の前に危機が先行する」 この予言通りの状況の上に私達は今、立っています。 この危機をいかに理解して正しく生きるかを問われています。 コロナは一人〱が使命に生きる事への自覚を教えてくれます。 諸行無常の中に於いて今までの人生を再考し、この世の光にならんとする努力が必要かと…。 人々が一燈になり、世の中を照らす存在になるときです。 日々心騒ぐ頃ですが、皆様の平安を切に祈念致します。くれぐれもご自愛の程を。 蓮井将宏拝 絶望の山に分け入り、希望の石を切り出す キング牧師 |
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vol.85(2020年6月発行)より |
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