店主の
ひとりごと
銀座展に寄せて | |
いつもより肌寒い日が続いた二月の下旬。 しかし、たかすにとり初めての東京での個展となる「銀座展」が 始まった二十日以降は、幸運なことに天候に恵まれ、春一番も吹くような、 爽やかな日々になりました。 東京のお客様「お母様」とお嬢様がお着物にて一番にご来場下さり、深い感謝の念を 胸に抱いて始まった初日。その後も連日大勢の人びととお会いし、高松では出会えない 方々ともお話ができ、本当に幸福な一週間でした。「恵まれている」と想うことから始めると、 何もかもが喜びに変化します。「商い」は「飽きない」というけれど、真心を中心に据え、 これからも仕事をしなければと切に感じました。 また、地元高松から、わざわざ個展を見る為に東京にお越し下さる方もあり (それもお召し物で)、私達を応援して下さるお気持ちがひしひしと伝わって、 胸がいっぱいになりました。 今回の個展により、これまでの事に対する感謝とこれからに対する自覚が出来ました。 スタッフ一同少し自信が持てたように思います。これを機会に半径の大きい仕事を じっくりゆっくり進めていきたいと思っています。 本当にお越し頂いた方々、見守って頂いた皆様に心より感謝致します。 来年もまた挑戦致します故、宜しくお願い致します。 平成二十年三月吉日 店主 蓮井将宏 |
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vol.37 (2008年6月発行)より |
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